中国は西側諸国を超えた?米学者が回想―マレーシア紙

Record China    2009年10月1日(木) 21時22分

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9月28日、マレーシア紙は中国建国60周年に関連して米国人学者のコラムを掲載。同氏は「西側の予測に反して発展した中国を見習うべきだ」と主張する。写真は27日、北京で行われた建国60周年関連行事。「毛沢東思想万歳」などの標語が掲げられている。

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2009年9月26日、マレーシア紙「新海峡時報」は、中国が建国60周年・改革開放30周年を迎えることに関連して、アメリカ・アジア協会米中関係研究センター主任のオーウェル・シェール氏の中国への思いを綴ったコラムを掲載した。同氏は30年前を回想し、「中国は活力に満ちており、麻痺した西側諸国を超えた」とその変化に感慨深げだ。28日付で環球時報が伝えた。

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それによると、シェール氏がハーバード大学で中国研究に従事したのは半世紀前。しかし当時、社会主義中国とアメリカの間にあるのは対立関係。中国に渡ることは許されなかった。1975年、ついに訪中を果たすも当時は毛沢東が存命中の文化大革命の最中。私有財産は許可されておらず、外国人は政治教育を受けさせられた。

そしてトウ小平が「改革開放」路線を主張すると、西側の市場原理主義者は資本主義の優位を喜ぶとともに、「共産党一党支配の中で資本主義がうまく行くわけがない」と疑いの目で中国を見た。しかし今になって「うまく行かない」状態に陥ったのはアメリカだ。オバマ大統領が就任するも、国会の麻痺状態は回復できそうにない。一方、中国は莫大なインフラ投資や内需刺激策を打ち出し、環境技術やリサイクルエネルギーの分野で最前線に立った。

シェール氏は「西側の提唱する民主主義や資本主義は退廃し、西側のかつての攻撃対象であった“専制主義”体制が中国を発展させた」と語る。そして、西側諸国は政治体制・経済体制の急速な転換に躍起になるのではなく、「中国のようにどっしりと構えるべきだ」と主張する。(翻訳・編集/小坂)

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