おじいちゃんの誕生日を国民の祝日に=毛沢東の孫が提案―中国

Record China    2009年9月29日(火) 14時35分

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2009年9月、毛沢東の唯一の孫として知られる毛新宇大佐は、来年の両会で毛沢東の誕生日(12月26日)を特定祝日と指定するよう提案すると発言した。写真は今年3月、全国政治協商会議に出席した毛大佐。

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2009年9月、毛沢東の唯一の孫として知られる毛新宇(マオ・シンユー)大佐は、来年の両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)で毛沢東の誕生日(12月26日)を特定祝日と指定するよう提案すると発言した。28日、米ラジオ局ボイスオブアメリカが伝えた。

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毛大佐は中華人民共和国建国の偉人・毛沢東の誕生日を祝日にするべきだと主張、また大学に毛沢東思想学部の設立を奨励する考えも示した。この提案に賛否両論の声が寄せられている。

江蘇常州高等技術学院の朱文民(ジュー・ウェンミン)副教授は賛成の立場。戦国時代の詩人・屈原にちなんだ端午節が祝日となっていることを指摘、「屈原のような人物でもいいならば、われわれの偉人の誕生日を記念日として何が悪い」とコメントしている。大躍進や文化大革命など毛沢東の“過ち”についての批判もあるが、朱副教授は「偉人だって間違いは犯す。米国人は認めないかも知れないが、オバマ大統領も就任後、多くの問題を起こしているではないか」と述べている。

一方、コラムニストの一吟氏は反対の姿勢を示した。1949年に開催された中国共産党の第7期中央委員会第2回全体会議では、国家指導者の誕生日を祝わないことを定めており、毛大佐の提案は毛沢東自身の意志に背くものだと批判した。なお先日、毛大佐が中国最年少の将官に昇任すると報じられたが、毛大佐自らが報道を否定、昇任は早くとも来年8月以降だと話している。(翻訳・編集/KT)

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