<中華経済>1−8月の工業利益が10%減、減少率下がり景気回復傾向―中国

Record China    2009年9月29日(火) 16時5分

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27日、中国国家統計局は2009年1−8月、全国の年間売上高500万元(約6540億円)以上の工業企業による利益総額が、前年同期比10.6%減の1兆6747億元だったと発表した。写真は福建省の石油化学工場。

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2009年9月27日、中国国家統計局は2009年1−8月、全国の年間売上高500万元(約6540億円)以上の工業企業による利益総額が、前年同期比10.6%減の1兆6747億元だったと発表した。減少率は1−2月の37.3%、1−5月の22.9%から急速に下がっており、景気落ち込みに歯止めがかかると共に、回復傾向が見えてきたことを改めて印象付けた。

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中国では08年秋からの世界的な景気減速を受け、国有企業を中心に業績が大きく落ち込んだ。統計対象のうち、国有企業の1−8月の利益総額は前年同期比25.2%減の5045億元。一方、私営企業の利益は同6.6%増の4399億元だった。

業界別の利益は、それぞれの分野の状況や国の景気対策によって明暗が分かれている。電力業の1−8月の利益は前年同期比で194%増、石油加工・コークス製造業は前年同期の942億元の赤字から712億元の黒字に転換した。また、景気対策の公共工事や自動車販売拡大策により、交通運輸設備製造業の利益は同14.5%増、建材業は同16.3%増となった。ただ、石油・天然ガス採掘業は同68.5%減、電子通信設備製造業は同25.3%減と、大きなマイナスの伸びが続いている。(編集/東亜通信)

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