卒業=失業?

Record China    2006年5月8日(月) 0時13分

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人物紹介:董長江、男性、1970年生まれ、山東省安丘市出身、高校卒業後に就職。2002年、大学入試資格で、年齢制限が取り払われ、彼は大学を受験し、506点の高得点で山東潍坊学院に受かった。その年から今日まで、董長江は潍坊学院で国文学を専攻してきたが、卒業を控えて今、彼は就職問題に悩んでいる……

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 6月28日の卒業式を目前に、董長江は迷っている。クラスメートは就職活動に忙しいが、彼は諦めようかと思っている。

クラスメートと一緒に企業説明会に何度も出かけたが、「学部生以上の学歴……」という企業側の条件に彼はつまずいた。彼は専門学校卒業だからだ。プライドが傷ついただけでなく、2005年ちょうど35歳になる董長江は、年齢も引っかかっていたからだ。

 董長江は、1990年の大学入学試験に落ちた後、やむをえない理由で再チャレンジを諦めた。学校を出た後は、工員をしたり、商売を始めたりしてみたが、いずれもうまくいかなかった。この間、両親の催促で1994年に結婚したが、大学への夢は捨てられなかった。

 2002年、大学入試条件が変わり、年齢及び婚姻に関する制限が緩和されたと聞き、董長江は再受験することを決心し、妻や両親の許可を得て、すぐに安丘六高校で補習授業を受け始めた。

2002年夏、32歳の董長江は再び入試試験に臨んだ。この年、彼は506点の好成績で潍坊学院に入学した。同年9月17日、潍坊学院国文学部専攻課程に入学した董長江は、その年大学に合格した受験生の中で最年長であることを知り、我が身の幸せを噛み締めた。

 大学で三年間、董長江は学業に専念し、奨学金も授与された。それまで、学費は妻の給料で賄っていたので、感謝の気持ちから、奨学金で妻と子供のためにプレゼントを買ったりした。

 文章を書くのが好きだった董長江は、作品を次々と発表し、書道においても各般の賞を受賞した。三年間の学生生活で、彼はいくつもの本科の試験にパスし、学士学位も授与された。しかし……

 卒業を間近に控え、董長江は就職活動に専念するため家に戻らなかった。都会で仕事を見つけて、妻と子供を呼び寄せ、よりよい生活を送らせたい、これが彼の夢だった。だが今は、妻と子供に対し心から済まないと思う気持ちはあるのだが、しかし現実には……

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