初の「動物保護法」制定に向け、専門家による草案が完成―中国

Record China    2009年9月20日(日) 8時17分

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18日、中国で初の動物保護法となる「中華人民共和国動物保護法」の制定に向けて、専門家による草案がこのほど完成し、広く意見を求めるため公開された。資料写真。

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2009年9月18日、中国で初の動物保護法となる「中華人民共和国動物保護法」の制定に向けて、専門家による草案がこのほど完成し、広く意見を求めるため公開された。中国網が伝えた。

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草案は、動物の保護を通じての社会秩序の維持、環境保護、経済的な利益など7つの観点に加え、中国の国勢などに基づき起草された。草案の中の特徴的な規定には以下のようなものが含まれている。

1)地方政府に対し、日頃から狂犬病の予防活動に注力することを求め、狂犬病が発生した場合にも犬や猫を無差別に殺害することを認めない。万一無差別に殺害した場合には、民事または刑事責任を追及する。

2)動物園などの開館時間中に、大型動物に対しエサを与えるという名目で、生きた鳥・小動物などを与え、ショー化することを禁ずる。

3)ペットに対しては、衛生面や安全状況の確認のためICチップを埋め込む。また、ICチップの情報に基づき、飼育放棄した飼い主などに対しては、その責任を負わせる。

4)ペットの散歩などに一定の制限を設ける。ペットを屋外へ連れ出すときは首輪に鎖や紐をつけて管理し、人に対して吠えたり、攻撃的な態度を取る行為を禁止する。糞は飼い主が処理する。安全性の観点から未成年者単独によるペットの屋外への連れ出しを禁ずる。

5)闘牛、闘犬、闘鶏など動物による残酷なショーを禁止する。

草案では、これらに違反した場合、違反の内容に照らし合わせ、行政、民事、刑事の各責任を追及すべきと提案している。(翻訳・編集/HA)

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