恐竜の足跡化石を発見、専門家「1億5000年前のもの」―陝西省楡林市

Record China    2009年9月19日(土) 13時23分

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18日、陝西省楡林市神木県でこのほど、1億5000年前のものとみられる恐竜の足跡化石が発見された。

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2009年9月18日、華商報によると、陝西省楡林市神木県で、1億5000年前のものとみられる恐竜の足跡化石が発見されたことが分かった。

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化石が発見された場所は、同省楡林市神木県欄桿堡鎮の山間地帯。40平方メートル内の範囲という。現在、中国では3回目となる遺跡分布調査が全国的に実施されている。記事によると、その取り組みのなかで、砂岩上に残る100個以上の足跡が発見された。化石の大きさは大小様々。不規則な方向で散在しているという。

化石が残る巨大岩石はもともと高さ7〜8mの石層に覆われていたが、地元民が採石のため入山した時にこれらの化石を発見した。足跡は、現代人と比べて明らかに大きいため、「古人類か類人猿のものではないか」と推測する人もいたという。

同省考古研究院の胡松梅(フー・ソンメイ)研究員は、「足跡は恐竜が生息していた中生代の地層で発見されている。同地層は少なくとも1億5000年前に形成されたもの」と語る。1億5000年前、化石が発見された一帯は、森林に囲まれた湖があり、恐竜が生息していたと考えられている。

計測によると、化石の長さは約41cm、幅は最大24cm、歩幅は約58cm。中国では卵や骨を中心に恐竜の化石が数多く発見されているが、足跡の化石はあまり多くない。「同省でもこれまでに発見されているが、これほど密集し、種類豊富で、完全な形を保っている例は極めて珍しい」と胡研究員。現在、北京自然博物館の専門家と連絡を取り、化石の鑑定を進めているという。(翻訳・編集/SN)

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