驚きの速さの箱根駅伝、日本の長距離走の強さの秘訣と問題点とは?―中国メディア

Record China    2018年1月5日(金) 17時10分

拡大

5日、中国メディアに日本人はなぜ走るのが速いのかについて分析した記事が掲載された。資料写真。

2018年1月5日、中国メディア・新浪に日本人はなぜ走るのが速いのかについて分析した記事が掲載された。

記事は第94回東京箱根間往復大学駅伝競走の結果について紹介。優勝した青山学院大学の記録が10時間57分39秒で、10区間を10人が走るこの駅伝では1人当たり平均20キロほどを走ることになるが、平均するとそれぞれが1キロを3分01秒で走ったことになると伝えた。

これは非常に速いペースだと記事は指摘。20キロといえばハーフマラソンとほぼ同じ距離で、2017年に中国で最も速かった選手でもハーフマラソンでは1キロ当たり3分02秒だったという。

では、なぜ日本人はこんなにも速いのか?その理由として記事は「武士道精神」を挙げた。記事は、武士道精神とはチームワークによって勝利を得ることであり、武士道の「道」と自己鍛錬によって完璧を目指すものだと主張。箱根駅伝で武士道という単語が出てくることはないものの、各自は自分の力を出し切ってチームの勝利を目指すのであり、これも一種の「道」だとした。

しかし記事は、日本の長距離走の問題点についても指摘。その1つが「自分を激励すること」だ。マラソンはコーチによる強制的な訓練だけでは決して成功できず、重要なポイントでは体力より不屈の意志がカギとなると記事は分析。この点、走らなくても良い生活を送れる環境にある日本は、走ることで豊かになれる比較的貧しい国の選手と比べると、劣っているという。

もう1つの問題点は「練習量が非常に多いこと」だ。日本選手の練習量はケニアの選手も驚くほどで、この豊富な練習量で強くなっているものの、練習のし過ぎで体を休める時間がなく、けがのリスクが増え、選手生命が往々にして短くなってしまうと論じた。(翻訳・編集/山中)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携