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14日、中国映画はこれまで外資による海外向けの作品が多かったが、中国資本による国内向けの大型作品もつくられるようになってきていると米メディアが報じた。写真は孫文の革命を扱ったアクション映画「十月囲城」。
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2009年9月14日、米誌ニューズウィーク(電子版)によると、これまで中国映画は外資を導入し、主に海外の観客を対象としたものがつくられてきたが、中華民国を建国した孫文の革命を扱ったアクション映画「十月囲城」のように、中国資本により中国の観客に狙いを絞った映画もつくられるようになってきているという。環球時報が伝えた。
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ピーター・チャン(陳可辛)監督は「以前はこうした大型の映画を制作・公開する土壌が中国本土にはなかったが、近年は中国も映画市場が大きく成長したことで、中国国内を対象にした作品も作れるようになってきた」と話し、興行収入もすべてではないにしろ中国国内の市場でまかなうことが可能になったのだという。
ハリウッドやインドのボリウッドと比べれば、中国本土の映画産業はまだまだ未発達で、民営映画製作会社の単独での撮影が許可されたのは2002年、PE投資企業による投資も2007年に始まったばかり。しかし、中国国内の興行収入は5年前の1億1700万ドルから6億3000万ドルと急成長している。
中国電影集団公司会長で著名映画プロデューサーの韓三平(ハン・サンピン)氏は「人口13億人を擁する中国の映画市場の潜在的な力はまだ開発が始まったばかり。10年以内に興行収入は44億ドルを上回るだろう」と話し、興行収入の増加に伴う関連収益にも期待できるとしている。(翻訳・編集/岡田)
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