韓国企業の海外進出阻む「竹のネットワーク」―韓国紙

Record China    2009年9月12日(土) 9時11分

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9日、韓国紙・中央日報は「竹のカーテンから竹ネットワークへ」と題し、華僑企業による「竹のネットワーク」の強化にともない、韓国企業による海外進出は難しさを増しているという。写真は08年、南京市で開催された台湾特色商品展覧会。

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2009年9月9日、韓国紙・中央日報は記事「竹のカーテンから竹ネットワークへ」を掲載した。

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8月末、ダライ・ラマ14世が台湾を訪問した。馬英九(マー・インジウ)総統就任以来蜜月が続いていた中台関係の悪化につながるかと懸念されたが、中国外交部による批判声明や交流イベントの延期などはあったものの、大きな問題とはならずに交流が続いている。大陸の態度の変化、その背景には「竹のカーテンから竹ネットワークへ」という政策転換があるという。

1946年、チャーチル元英首相は東西両陣営に分かれた欧州情勢を「鉄のカーテン」という言葉で表現した。このアジア版が「竹のカーテン」。その外に追い出された中国人企業家らは台湾や香港、東南アジアなど各地に渡り、華僑企業のネットワークを築いてきた。欧米メディアはこれを「竹のネットワーク」と呼んでいる。

中国の経済成長は「竹のネットワーク」を利用したものだった。中国は東南アジア諸国連合(ASEAN)と自由貿易協定(FTA)を結ぶなどネットワークの活用と強化に力を注いでいる。

問題は「竹のネットワーク」強化が韓国企業進出の道をふさいでいること。コネで結びついたネットワークを突破することはきわめて困難だという。中台の経済協力進展にともない、韓国企業の情報・通信領域のシェアは下降を続けているが、まさに竹林の中ではほかの樹木が生き残ることが難しいという事態を示している。いかにしてこのネットワークを突破するのか、韓国は全面的な研究を行う必要があると中央日報は提言している。(翻訳・編集/KT)

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