<在日中国人のブログ>「尖閣諸島は買えない」鳩山内閣発足で日中関係は?「懸念材料少なくない」

Record China    2009年9月10日(木) 18時13分

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16日、日本の華字紙・中文導報の張石副編集長は「日中関係の花とトゲ」と題した記事をブログに掲載した。資料写真。

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2009年9月16日、日本の華字紙・中文導報の張石(ジャン・シー)副編集長は「日中関係の花とトゲ」と題した記事をブログに掲載した。

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16日の特別国会で行われる首相指名で民主党の鳩山由紀夫代表が任命され、新内閣が発足する日本。張氏は、同党には様々な理念を持った政治家がいるものの、「中道左派」が主流を占めていると指摘。中国との関係は「基本的には健全な方向に進んでいく」とする一方で、「懸念材料がないわけではない」と論じた。

まずは領土問題。小沢一郎代表代行は3月に「円高だから韓国の済州島を買っちまえ」と発言しているが、今度はそれが「中国の釣魚島(日本名:尖閣諸島)」になるのでは、との懸念が中国側から聞こえている。新内閣の官房長官に内定した平野博文氏は日本の排他的経済水域(EEZ)で中国の海洋調査船が毎年違法に活動しているとの批判を表明したばかりだ。

台湾問題でも民主党は「台湾の国際社会への復帰」に全面的な支持を示しており、04年には「日本・台湾安保経済研究会」まで創設。06年には当時同党に所属していた大江康弘氏が訪台し、民進党主催の「反国家分裂法と台湾海峡危機10周年セミナー」で中国を反日国家と批判した。

また、鳩山代表はチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の忠実なファン。07年に来日したダライ・ラマと会談し、中国政府に「高度な自治」を求める考えに支持を表明。「右手が満たされるまで、左手を力強くサポートさせていただく」と述べ、在日本中国大使館から抗議を受けている。(翻訳・編集/NN)

●張石(ジャン・シー)

日本華字紙「中文導報」副編集長、記者。在日中国人や日中関係などについての記事を多く発表している。著書に小説「東京傷逝」「三姐弟」など。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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