2009年9月7日、米ブルームバーグは、自動車市場の規模では中国の19％であるインドが自動車輸出では中国を抜いたと報じた。8日付で環球時報が伝えた。

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記事によれば、小型低燃費車の需要が高まっていることから、スズキ、韓国のヒュンダイ（現代）自動車、日産自動車はインドを海外輸出の拠点と位置付けた。人件費の安さなどを武器にインドは今年、自動車輸出で中国を抜き、タイや韓国に代わるアジアの生産センターの地位を確立しようとしている。

マルチ・スズキ・インディアの今年の輸出台数は前年の2倍にあたる7万9860万台。8月は過去最高の1万4847台を記録した。インドの1月―7月のミニカーとハッチバック車の輸出台数は前年比44％増の20万1138台。バンやスポーツ型多目的車（SUV）、トラックなどを含めた輸出総数は同18％増の22万9809台に上った。輸出先は100か国を超える。

これと対照的なのが中国で、1月―7月の輸出台数は同60％減の16万4800台。タイは同43％減の26万3768台で、韓国も同31％減の112万台だった。世界最大の自動車生産・輸出国である日本は177万台だった。記事は、インドは16年には「世界最大の小型乗用車生産国」の称号を日本と分け合うことになると予測している。（翻訳・編集/NN）