2009年9月3日、韓国紙・朝鮮日報によると、中国でルイ・ヴィトンが価格を2〜7％引き下げたのに続き、他のブランド店も値下げを始めているという。環球時報が伝えた。

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現在、中国のブランド品購買力はもはやアメリカを抜いて世界一と言われるが、輸入関税が高く、海外で買うより高くつくため、香港や海外で購入する人も多い。観光旅行が解禁された台湾でも、中国人観光客がブランド品を大量に買って帰るという。

世界奢侈品協会（World Luxury Association）中国代表所の欧陽坤（オウヤン・クン）首席代表によると、中国商務部市場運営司と中国財政部関税司がこのほど内部会議「ブランド品の輸入関税調整に関する議案」を開き、まもなく国務院に提出されるという。この減税措置は革製品、ファッション、香水、化粧品などを対象にしており、具体的な減税額は検討中であるという。この関税引き下げにより、消費者に中国国内での購入を促すのが狙いとみられる。

中国人の購買力は、全世界ブランド市場の4分の1を占めるといわれているが、中国における海外ブランド品価格はアジアで最も高いとされ、消費者が安いところで買おうとするのは当然の流れ。ルイ・ヴィトンのバッグ「プチノエ」を例にとると、中国本土での値下げ後の販売価格は6800元（約9万1800円）、香港での販売価格は中国元換算で6850元（約9万2475円）と、中国のほうが若干安くなっている。価格を下げてでも、客の国外流出を食い止めたいということだろう。（翻訳・編集/中原）