2009年8月29日、湖北省武漢市であるランジェリーメーカーが催した販促活動が物議を醸している。同社製品で好きなデザインを選んだ女性客が、それを身につけてランウェイショーに出演するとその商品をそのままプレゼントしてくれるというオドロキの企画だ。チャイナフォトプレスの報道。

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メーカーが準備しているのは399元(約5400円)のランジェリー上下セット。果敢にもショー出演にチャレンジしたのは20歳前後の女性6人だった。「無料でランジェリーがもらえるんだからとてもいいと思う！ショーで自分の魅力を表現できるのもいい気分」と口を揃えた。

ショーはメーカーの思惑通り大盛況で、会場は老若男女で押し合いへし合いの騒ぎとなった。熱心にステージを見守る若い女性たちに記者が「なぜショーに出演しないのか？」と質問すると、「ランジェリー姿なんて家の外では見せないものよ！まして見知らぬ人の前で着て見せるなんて…」「自分は構わないけれど、恋人や家族が反対するわ」との意見が返ってきた。これに反して、男性客は「このショーはいいアイディアだよ。見ものだね！」と相好を崩した。

人前に肌をさらすなどひと昔前の中国では考えられなかったこと。保守的な中年以上の世代にはこうした企画に不快感を感じる人がいることも否めない。ある有識者は「これは抗議に値する」と怒りをあらわにしていた。(翻訳・編集/愛玉)