日本でも2大政党制が幕開け、定着は国民と政治家の努力次第―中国コラムニスト

Record China    2009年9月1日(火) 13時14分

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8月31日、衆院選の民主党大勝を受け、日本でも政権交代可能な2大政党制が幕を開けたと中国のコラムニスト、劉檸氏が論じた。写真は国会議事堂。

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2009年8月31日、衆院選の民主党大勝を受け、日本でも政権交代可能な2大政党制が幕を開けたと中国のコラムニスト、劉檸(リウ・ニン)氏が論じた。東北新聞網が伝えた。

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劉氏のコラムの内容は以下の通り。

今回の衆院選で民主党は単独過半数を獲得し、結党11年で「政権交代」の悲願を達成した。一方、最大野党に転落した自民党は結党以来最悪の惨敗を喫し、麻生太郎首相と党三役は総辞職に追い込まれた。民主党の影のボスである小沢一郎代表代行が送り込んだ美人刺客(日本メディアは「小沢チルドレン」と呼ぶが民主党は4年前の「小泉チルドレン」を彷彿させるとしてこの呼び方を嫌っている)にドミノ倒しのようになぎ倒された自民の超大物たち。自民党は「国民の審判」と謙虚に受け止めるしかない。半世紀にわたる政権の座にあぐらをかき、利権を貪り、世襲も蔓延させ、黒い金のスキャンダルも絶えなかった。国民の怒りが爆発した結果である。

だが、勝利者となった民主党も今回は自民党失政の恩恵を被っただけで不戦勝の感は拭えない。今後の政権運営次第では自民の巻き返しも十分あり得る。自民が長い間培ってきた「遺産」はまだ過去のものにはなっていないからだ。どちらにしろ、日本国民にとって最大の収穫は2大政党制が幕を開けたということ。だが、これが欧米並みに定着するかどうかは、これからの日本国民と政治家の努力にかかっている。(翻訳・編集/NN)

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