プーアル茶は「中国のシャンパン」になれるか―米紙

Record China    2009年8月31日(月) 18時25分

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25日、米誌は「プーアル茶、中国の次のブーム商品となるか?」と題する記事を掲載した。中国はプーアル茶を国際的に通用するブランドにしようと試みているという。写真はプーアル茶。

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2009年8月27日、環球時報によると、米タイム誌は25日、「プーアル茶、中国の次のブーム商品となるか?」と題する記事を掲載した。フランスのシャンパン、メキシコのテキーラなど多くの都市の特産品が国際ブランドとして世界に広まっているが、中国ではプーアル茶の品質を向上させ、これらの後に続かせようという動きが出ているという。

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プーアル茶は雲南省南部を原産地とする中国茶で、独特の色と香りを持ち、美容に良いとされており、香港や海外でも高い評価を得ている。しかし、プーアル茶の市場は依然不安定なままだ。数年前、プーアル茶は投機の対象として爆発的に人気が高まり、07年のオークションでは60年以上前のものが100gあたり30万元(約420万円)で落札されるなど、ビンテージ物が驚くほどの高値で取引されていたが、2008年に入りバブルが崩壊。さらにニセ物が大量に出回ったこともあり、価格は暴落した。

こうした背景のもと、中国政府もプーアル茶の信頼回復に乗りだし、品質管理などの面で管理、規制を強化し、国際的に通用するブランド作りを進めるとしている。しかし、規制は国内生産者に対してのみとなっており、ベトナムやスリランカ、ミャンマーなどでも今後生産され続けることから、業界関係者の間からは中国政府の対応に効果があるか疑問の声も上がっているという。(翻訳・編集/岡田)

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