日本への帰化は「民族の大義」に背かない=10万人の帰化中国人に理解を―華字紙

Record China    2009年8月28日(金) 21時1分

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27日、中国の建国60周年記念映画で「国母」を演じる女優のシュー・チン(許晴)が「日本国籍」との疑惑に「祖国を裏切らない」と否定した問題を受け、「日本への帰化は民族の大義に背かない」と華字紙が反論した。写真は映画のPRイベントに出席したシュー・チン。

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2009年8月27日、華字紙・新華僑報は、中国の建国60周年記念映画「建国大業」で「国母」を演じる女優のシュー・チン(許晴)が「日本国籍」であるとの疑惑に対し、「祖国を裏切る訳がない」と否定した問題を受け、「日本国籍取得は民族の大義に背く行為ではない」と反論した。

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シューは北京出身の女優。中国中央テレビ(CCTV)のドラマ「笑傲江湖」でヒロインを演じ、人気に一気に火が付いた。同作では「国父」孫文(そんぶん)の妻で「国母」と呼ばれる宋慶齢(そう・けいれい)を演じている。ところが、そのシューに「日本国籍」を持っているとの疑惑が浮上。「他の国籍ならともかく、よりによって日本国籍とは」「祖国への反逆」など、役に相応しくないとする声が広がった。だが、本人は中国の身分証まで提示しながらこれを強く否定。「民族の大義を前にして祖国の人々を裏切るような真似をするはずがない」と訴えた。

記事は、日本にはすでに日本国籍を取得した中国人が10万人以上いると指摘した上で、「たとえ外国籍になろうとも、彼らは誇り高き中華民族。祖国発展への貢献は忘れていない」と強調。それら10万人にはそれぞれ事情があったとして、理解を求めるよう訴えた。

法務省民事局が発表した統計によると、06年末時点で日本国籍を取得した中国人は10万1109人。うち06年度に取得した人は4347人に上った。日本への帰化を希望する中国人は89年から急増しているという。(翻訳・編集/NN)

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