「中国の時代」予想よりも早く到来、しかし懸念も―韓国紙

Record China    2009年8月28日(金) 12時37分

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26日、韓国紙は「中国の時代、予想よりも早く到来」と題した記事を掲載した。写真は09年8月、北京での愛国歌唱イベント。

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2009年8月26日、韓国紙・朝鮮日報は「中国の時代、予想よりも早く到来」と題した記事を掲載した。環球時報が伝えた。

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中国はその高い経済成長率により、いずれ米国を上回る世界一の経済大国になると見られているが、数年前までは中国経済が米国経済を追い越すのは2050年ごろになると予測されていた。しかし、世界的経済危機の影響で、その時期が当初の予測より早まるとの声があがっている。

25日付の英紙フィナンシャル・タイムズが報じたところによると、中国は今年上半期、輸出高が5217億ドルとなり、5216億ドルのドイツを上回り、世界一の輸出国となった。また、同期の不動産取引高は312億ドルで、アメリカ(162億ドル)やイギリス(137億ドル)を大きく上回っており、国際経済調査機関IHSグローバルインサイトは、中国は2015年までにアメリカを抜き、世界最大の製造業国に成長すると予測している。

しかしその一方で、中国政府の主導する経済回復情勢はいつ破綻するかわからない「バブル」だとする見方もある。25日付のフィナンシャル・タイムズは、中国市場に放出される巨額の資金は鉄道や高速道路、空港などインフラ建設プロジェクトに偏っており、民間との間に深刻なアンバランスが生じているほか、資金の20%が株式市場に、30%が不動産市場に流れ、資産バブルが形成されていると指摘している。

また、ハーバード大学の経済専門家は「中国の真の試練は、現在の高い経済成長の後段階にある」と指摘。欧米の消費が回復しない場合、中国やアジアが効果的な代案を持っているか疑問だとしている。(翻訳・編集/岡田)

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