台湾経済が好調、蔡総統も喜び示す=失業率17年ぶりの低さ・株価28年ぶりの高さ・給与2.86%上昇

Record China    2018年1月25日(木) 5時20分

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台湾経済が好調だ。蔡英文総統も23日、「失業率は17年ぶりの低さ」「株価は28年ぶりの高さ」「給与は2.86%上昇」として、「改めてポジティブなニュース!」と喜びを示した。写真は台湾のスタッフ募集広告。

台湾経済が好調だ。蔡英文(ツァイ・インウェン)総統も23日、ツイッターのアカウントに「失業率は17年ぶりの低さ」「株価は28年ぶりの高さ」「給与は2.86%上昇」と書き込み、「改めてポジティブなニュース!」と喜びを示した。

中華民国行政院主計総処(台湾予算・財政・統計局)は22日、2017年12月の失業率が3.76%だったと発表した。01年1月の3.35%以来のほぼ17年ぶりの低さだった。

台湾メディアの中時電子報によると、北部にある工業地帯の新竹市、桃園市での失業率が大幅に低下した。観光業が盛んな地域での失業率も低下。台湾では高学歴者の失業問題が注目されてきたが、大学卒業以上の学歴を持つ人の失業率も前年同月比で0.14ポイント低下したという。

台湾での上場株式の発行額に応じて加重平均した加権指数は19日の終値で1万1150.85と、28年ぶりの高さとなった。台湾メディアの中央通訊社は、米国市場の株高を受け、台湾株式の割安感が高まり、国からの買い注文が増えたことが原因とする華南投顧(河南投資顧問)の儲祥生(チュウ・シアンション)董事長(会長)の分析を紹介した。

行政院主計総処は22日、17年11月の被雇用者の平均給与は前年同月比2.86%増の4万5133台湾ドル(約17万円)だったと発表した。1−11月累計では2.43%増で、同統計には外国人労働者やパートタイム労働者の給与も含まれる。

台湾では景気の低迷が社会不安の要因になってきた。14年に発生した中国とのサービス貿易協定の批准を強行採決しようとした馬英九(マー・インジウ)政権に反対して、学生らが長期間にわたり立法院を占拠した「ひまわり学生運動」の大きな原因も、若者が「中国企業に仕事を奪われ、就職がさらに困難になる」と反発したことだった。

蔡英文総統の支持率は17年12月下旬時点で35.9%と低い状態だが、経済の好調が続けば、支持率が回復する可能性がある。(翻訳・編集/如月隼人

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