2009年8月23日、大型台風によって今月中旬に大きな被害を被った故郷の惨状に心を痛めている台湾の人気歌手ジェイ・チョウ(周杰倫)が、有名人による募金金額をランク付けして報道するメディアの姿勢に大きな不満を示した。広州日報の報道。

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今月8日に襲来した台風8号によって南部を中心に大きな打撃を受けた台湾。これを受けて台湾をはじめとする中国語圏の有名人らが続々と義援金の拠出を表明している。ジェイも200万台湾ドル(約576万円)の寄付のほか、ある慈善基金と協力して今後5年間、被災地の学童300人を援助するとしているが、これに対して一部のメディアが批判を呈した。いわく、昨年5月の四川大地震の際にジェイが送った義援金よりも額面が少ないとのことである。加えて、各芸能人の募金額をランク付けした報道までが飛び出し、ジェイは大きな不満を感じたようだ。

「みなさん、ものの考え方を少し改めませんか？一部のメディアの報道によって、みなさんの善意が歪められています。募金額に注目し、被災地の実情を見ることをおろそかにしている現状は間違っていると思います」ときっぱり表明し、募金額の多寡を競わせる行為に釘をさしている。(翻訳・編集/愛玉)