中国への傾斜の理由とは?日本の二の舞を避けるため、並外れた知恵―韓国

Record China    2009年8月24日(月) 16時22分

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20日、韓国が日本の脱不況政策の失敗を反面教師に、中国に急接近していると香港紙が報じた。写真は上海の港。

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2009年8月21日、中国新聞社によると、香港紙・大公報は20日、韓国が日本の脱不況政策の失敗を反面教師に、中国に急接近していると報じた。

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記事によると、日本経済が低迷した90年代、日本が米国などとの関係に配慮するあまり、中国と距離を置いたため不況からの脱出が遅れた。韓国は、金融危機からいち早く立ち直りを見せている中国に接近し、不況を克服すると同時に中国市場におけるさらなるチャンスを狙っているという。

同記事は、韓国メディアの3つの見方を紹介している。

1、金融危機後、経済の回復傾向が見られる地域はアジアに集中している。

2、今年、世界経済のV字回復は難しい。しかし、中国経済の前途は非常に明るいため、今年末までに中国市場での基礎固めが成功すれば、来年以降に金融危機を克服した際に、最大の利益が期待できる。

3、有望な中国市場に重点を置くことは、韓国が世界市場で優位な地位を占めることにつながる。

また、韓国メディアは「今年の中国の経済成長率が目標の8〜8.5%に達すれば、来年は9%前後が見込める。そうなればアジア各国の成長率は3〜5%以上を見込め、アジア経済が世界金融危機からの脱出の原動力となる」と楽観的だ。

記事は「こうした報道の目的も韓国が中国市場で有利に立ち回るため」との見方を示し、「韓国は日本の平成不況の教訓を生かすことに並外れた知恵を働かせている」と指摘している。(翻訳・編集/HA)

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