マフィア取り締まるはずの公安局幹部、逆に後ろ盾に=局長ら6人を逮捕―重慶市

Record China    2009年8月22日(土) 12時17分

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21日、重慶市当局が2か月に及ぶ大掛かりなマフィアの取り締まりを行い、公安局の上級幹部少なくとも6人を逮捕したと伝えられた。写真は21日、重慶市でのマフィア関連事件の判決。

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2009年8月21日、BBCサイト中国語版は中国の英字紙チャイナ・デーリーの報道として、重慶市当局が2か月に及ぶ大掛かりな黒社会(暴力団・中国マフィア)の取り締まりを行い、公安局の上級幹部少なくとも6人を逮捕したと伝えた。

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重慶市当局は今回の取り締まりによって容疑者1544人を逮捕・拘留した。そのうち、警官が30人以上、区レベルの公安局局長、副局長など上級幹部が少なくとも6人含まれていた。公安局関係の上級幹部は、マフィアの強力な後ろ盾となっていたと見られている。

今回逮捕された公安局関係者の中で最も地位が高かったのは同市司法局の文強(ウェン・チアン)局長。文容疑者は同市公安局の副局長を11年務め、08年に司法局局長となった。関係者は「文容疑者が公安局副局長に就任してからマフィアの活動が活発になり、治安が悪化した。悪質な高利貸しがはびこるなど、市民の評判はすこぶる悪く、失脚は時間の問題と見られていた」と証言している。

重慶市政府は今回、マフィアに対する徹底的な取り締まりを表明している。また、同市政府は公安局、検察局、司法局の職員合計591人を新規募集しており、「人材の刷新」も図る方針だという。(翻訳・編集/HA)

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