2009年8月19日、中国浙江省で海外における中国人のイメージアップを図るための強化月間が始まり、同省麗水市青田県でオープニングセレモニーが行われた。中国新聞網が伝えた。

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海外を訪れる中国人の数は今年延べ5000万人を超える見通しとなっている。中国外交部領事司の査立友（チャー・リーヨー）大使館参事官はセレモニーの席上で「少数の人間が問題を起こすことで、中国人全体のイメージにマイナスの影響を及ぼしている」と指摘。イメージ改善には社会全体の協力が必要とした上で、「中国人本来の勤勉で誠実な国民性を分かってもらおう」と呼び掛けた。

査参事官によれば、海外で違法経営やコピー製品の販売、脱税や賄賂などの違法行為を働く一部の中国人や中国企業が、滞在国における中国のイメージを著しく悪化させている。現地の風習や宗教などを尊重しない行動をとる人もおり、現地住民の中国人に対する排斥感情や敵対意識を招く結果となっている。

こうした現状を打破しようと始まった今回のイメージアップ作戦。海外に出る中国人に「文明的な」行動を取るよう呼び掛けるとともに、外交部が作成した「海外中国公民文明指南」などのパンフレットを配るなど、大々的に展開されるという。（翻訳・編集/NN）