当局が大陸からのヘリ提供を拒否=与野党議員から批判―台湾

Record China    2009年8月18日(火) 12時58分

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2009年8月、台風8号に伴う水害の被害が拡大するなか、大陸政府は台湾に大型ヘリコプターの提供を打診した。17日、台湾の中広ニュースは台湾政府が「安全面への配慮」という理由から婉曲的にヘリ受け入れを断ったと報じている。写真は水害の被災者、遺族。

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2009年8月、台風8号に伴う水害の被害が拡大するなか、大陸政府は台湾に大型ヘリコプターの提供を打診した。17日、台湾の中広ニュースは台湾政府が「安全面への配慮」という理由から婉曲的にヘリ受け入れを断ったと報じている。中国新聞網が伝えた。

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ヘリコプターの受け取り拒否に与野党の議員から批判の声が上がっている。与党・国民党の羅淑蕾(ルゥオ・シューレイ)立法委員は「人道支援を優先するべきで、政治問題からばかり考えるべきではない」と批判した。野党・民進党の黄偉哲(ホワン・ウェイジャー)立法委員も受け入れるべきだとの見方を示した。一方、ある台湾軍事関係者は被災地の多くは山岳地帯で大型ヘリコプターの運用は危険と説明した。

台湾政府の受け入れ拒否は大陸でも話題となっており、ネット掲示板では「善意の申し出を断るなんて」などの意見が書き込まれた。ヘリの提供こそ断られたものの、大陸からの支援は続いている。大陸政府の対台湾窓口・海峡交流基金会は消毒器、毛布、寝袋などを寄贈した。また大陸政府からは仮設住宅1000戸が寄付された。(翻訳・編集/KT)

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