<中華経済>中国最大規模の合弁石化プロジェクト、広東省湛江市に決定

Record China    2009年8月13日(木) 20時17分

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10日、中国石油大手の中国石油化工集団公司(シノペック)は、国営クウェート石油会社(KOC)との合弁による石油化学プロジェクトを広東省湛江市で展開すると発表した。海外企業との合弁としては中国最大規模のプロジェクト。写真は中国石油化工集団公司社屋。

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2009年8月10日、中国石油大手の中国石油化工集団公司(シノペック)は、国営クウェート石油会社(KOC)との合弁による石油化学プロジェクトを広東省湛江市で展開すると発表した。海外企業との合弁としては中国最大規模のプロジェクトとなる。中国新聞社が伝えた。

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総投資額は80億ドル(約7641億円)以上で、2013年から稼働する予定。生産開始当初は1日当たりの原油精製能力を30万バレルに設定しており、これ以外に100万トンの処理能力を持つエチレンクラッカーを建設する計画。2015年までには1日当たりの原油精製能力を50万バレルまで引き上げる方針だ。

プロジェクトの立地はもともと、広東省広州市南沙区に想定されていたが、同省の環境保護計画が南沙区で汚染の可能性が高い工業プロジェクトを避ける方針を示したため、シノペックなどが建設場所の変更を決めていた。

最終的に湛江市が選ばれた理由としてある業界関係者は(1)広い土地が確保できる上、港の水深が深く30万トン級タンカー用のふ頭がある(2)開発がさほど進んでおらず、大規模な住宅地がないため工場建設に適している――といった要素を指摘した。(翻訳・編集/東亜通信)

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