<酒井法子>日本の「繁栄→停滞」を象徴する、希代のアイドル―中国紙

Record China    2009年8月12日(水) 11時54分

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2009年8月11日、中国青年報は酒井法子容疑者に関する記事を掲載、その栄光と挫折は、繁栄から停滞へと転じた日本の姿を象徴するものだと論じた。写真は2002年、北京市で行われた日中国交正常化30周年記念コンサートに出演した酒井容疑者。

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2009年8月11日、中国青年報は記事「酒井法子:東京で迷った希代のアイドル」を掲載した。覚せい剤取締法違反容疑(所持)で逮捕された酒井法子容疑者の栄光と挫折は、繁栄から停滞へと転じた日本の姿を象徴するものだという。

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酒井容疑者の転落は、道を見失った日本精神の軌跡と一致している。酒井容疑者が最も活躍した時代はまさに日本の黄金時代と一致する。清純派女優として知られていた酒井容疑者の活発な可愛らしい姿は、堅苦しく暗い日本のイメージを中和する力をを持っており、ある意味日本社会の価値観を体現する存在でもあった。そしてグローバリゼーションが進むなか、日本は伝統的な精神を失っていき、酒井容疑者も現代都市・東京のなかでドラッグが作り出した虚構の世界へと堕ちていくこととなった。

人々の記憶にある酒井容疑者の記憶は、多くがトレンディドラマなど90年代のもの。当時の中国人にとっては外国人スターの代名詞ですらあった。その彼女がなぜ転落したのか。事件の報道で明らかになったことは彼女の不幸な結婚生活であり、夫がドラッグの使用を勧めたことだった。

同時に見逃せないのは日本の芸能界が抱える闇と社会の環境だろう。日本では時を同じくして押尾学容疑者が麻薬取締法違反で逮捕された。日本芸能界に薬物汚染が広がるなか、酒井容疑者一人がその流れに抗うことはできなかったのではないか。

もちろんどんな言い訳をしても覚醒剤所持が酒井容疑者の人生の汚点になったことは否めない。そしてその事実はわたしたちに残酷な事実を突きつけた。この俗世で永遠の天使を捜そうとしてもそれは決してかなわぬことなのであるという事実を。(翻訳・編集/KT)

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