故宮にショッピングセンターが開業、極力伝統を尊重した建物で―北京市

Record China    2009年8月8日(土) 16時42分

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6日、北京の故宮博物院の北門にあたる神武門から東へ200mのところにショッピングセンターがオープンした。

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2009年8月6日、北京の故宮博物院の北門にあたる神武門から東へ200mのところにショッピングセンターがオープンした。7日付で京華時報が伝えた。

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6日、ショッピングセンター「東長房旅客服務区」がオープンし、8日には同区内にレストランも開業する。故宮博物院の李文儒(リー・ウェンルー)副院長によれば、現在故宮内には店舗が34店あるが小規模なものばかり。同区は1400平方メートルの規模を誇り、7社による共同経営。ショッピングセンターは明代に作られた保安部隊の詰め所を改築したもので、極力元の造りを残したという。レストランは麺が1杯30元(約420円)とやや高めだが、コストや文化的な要素から値段を設定したという。

故宮博物院経営管理所の楊暁波(ヤン・シャオボー)所長によれば、同区で扱う商品の60%は故宮オリジナル商品。シルク、ガラス、陶磁器、漆器などが主な商品だが、中には伝統工芸師2人が7か月をかけて制作した十数万元(数百万円)もする錦の布団セットなどもある。キーホルダー20元(約280円)前後、Tシャツ158元(約2200円)、シルクのルームウェア約5000元(約7万円)など価格帯も豊富だが、少し離れたところに位置しているせいか、この日買い物に来る客は多くなかった。

同区では今後、ネットショップの開設や台北の故宮博物院との交流などを進め、また観光客が購入した商品を発送できるよう故宮内に郵便局を設置する予定だという。(翻訳・編集/中原)

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