2009年8月6日、同日付の中国新聞社は香港メディアの報道を引用し、中国人女優のチャン・ツィイー（章子怡）が、婚約者で米国在住の実業家ヴィヴィ・ネヴォ氏と財産分与をめぐって意見が対立したため、既に破局していたと伝えた。

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「結婚秒読み」と思われていたツィイーにはこのところ、「婚約者と破局」との報道が多く出ている。ほとんどは「ツィイーがプロデュースしてまもなく公開の映画『非常完美』の宣伝のための話題作りでは？」と受け止められているというが、中国新聞社の報道は、「今回の報道はツィイーに近い関係者の話とされているので、本当かも……」といったニュアンスだ。

少し前には、「2人が結婚を延ばし延ばしにしているのは、ヴィヴィ・ネヴォ氏がエイズを抱えているから」との情報も流れ、ツィイーがこれを否定して情報の発信元を訴える構えも見せた。この時の声明では2人が結婚を延期している理由は「多忙のため」としていた。

今回の報道によると、2人は09年内には結婚する予定だったが、2カ月前から“冷戦”が始まり、ツィイーにはもう新恋人もいるとか。

確かにツィイーは「海外で活躍する中国が誇る人気女優」。中国人の心情として、外国人と結婚してほしくない、というのは分かる。しかし、例え恋人とうまくいっていないにしても、こうたびたび破局説が報じられてはツィイーもうんざりだろう。

それに加えて「映画の宣伝のための話題作り？」という見方。少し前の「ヴィッキー・チャオ結婚？」報道といい、こうした情報が多すぎる。中国の人々がマスコミを信用していないことの現れか……。（翻訳・編集/東亜通信）