「中印関係に大発展のチャンス、世界に影響する関係となる」―中国駐インド大使

Record China    2009年8月6日(木) 6時30分

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4日、中国の在駐インド大使はこのほど、「中印関係は現在、大発展のチャンスを迎えている。両国の関係は二国間の関係を超え、世界に影響を与えるものとなる」と語った。将来に向け経済を中心に関係を強化したい構えだ。写真はインド・ニューデリー。

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2009年8月4日、新華社通信のニュースサイト・新華網によると、中国の張炎(ジャン・イエン)駐インド大使はこのほど、「現在、中印関係は大発展のチャンスを迎えている。両国の関係はすでに二国間の関係を超え、世界に影響を与えるものとなりつつある」と語った。

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張大使は新華社のインタビューで、中印両国は歴史的に対立した時期もあり、国境画定問題も残るが、経済発展や世界平和に寄与する使命を担っており、両国は問題を処理しながら、互いの共通利益を求めなければならないとの考えを示した。

張大使は近年の両国関係を振り返り、「中国とインドはアジア最大の国家であり、隣国同士。さらに互いに発展途上国だ」とし、2005年以降、両国閣僚は交流を深めており、中国の胡錦濤国家主席、温家宝首相が前後して訪印、両国の発展に関して共通認識を確認したと述べた。2008年にはインドのシン首相が訪中、「21世紀の共同展望」声明に署名し、両国関係の強化を宣言している。

張大使は「中印両国の経済発展は目覚しく、それぞれ『世界の工場』『世界のオフィス』と言われている。中国は製造業とインフラ建設に優れており、インドはサービス業やアウトソーシング、製薬業などに強い。両国は経済的に補い合える」と語る。ここ5年間、中印貿易総額は年平均30%以上の伸びを示しており、2008年には総額517億ドルに達し、前年同期比35%の伸びを見せた。両国は2010年に貿易総額600億ドルを超えることをめざし、協力関係のさらなる強化をめざす。(編集・翻訳/小坂)

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