<ぴあフィルムフェスティバル>中国人監督の作品がダブル受賞―東京

Record China    2009年7月31日(金) 21時4分

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7月31日、「新しい才能の発見と育成」などをテーマとして毎年開催されているぴあフィルムフェスティバルの自主制作映画コンペで31日、中国人の任書剣監督による作品「私の叙情的な時代」が企画、技術の両賞を受賞した。写真は授賞式の任監督。

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2009年7月31日、「新しい才能の発見と育成」「映画の新しい環境づくり」をテーマとして開催された「第31回ぴあフィルムフェスティバル」における自主制作映画のコンペティション「PFFアワード2009」の表彰式が31日、東京国立近代美術館フィルムセンターで行われた。中国人の任書剣監督(34歳)による作品「私の叙情的な時代」は企画賞(TBS賞)、技術賞(IMAGICA賞)の両賞を受賞した。グランプリは、兵庫県出身の27歳、井上真之監督の「一秒の温度」。

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任監督は受賞について「映画に携わってもらった皆さんとのチームワークで、今回受賞できとても嬉しいです。これからも新たなチャレンジを続けていきます」と語っている。

「私の叙情的な時代」は「超シビアで現実主義者の中国人留学生、趙明。物腰柔らかく、つねにクールな彼が、あいまいな国・日本で出会う、さまざまな人生と、お金のこと、お金ではどうにもならないこと。東アジアの縮図」を不法滞在による強制送還やインドネシアでの天災被害など様々なできごとを絡ませ、ユーモアに満ちながら冷静なタッチで描いている。

凛とした演技が光る主人公・趙明役のアンソン(香港)以外にも、韓流ブームに乗って日本女性と交際する韓国人留学生や、日本の発明家として登場する日中ビジネスで活躍する現役のビジネスマンなど、それぞれのキャラクターが鮮明に描かれており、好評を博した。

任監督自身も昨年まで博士号取得のため東京の日本大学芸術学部に留学していた。(NK)

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