元学生のクレジットカード未払い事件が急増=卒業後に所在不明に―北京市

Record China    2009年7月29日(水) 8時7分

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2009年7月、北京市宣武法院で銀行がクレジットカード未払い者210人を訴えた裁判が行われた。被告の4分の1は大学在籍時にカード取得している。卒業後、行方が分からず回収できない状態となっている。写真は中国のクレジットカード。

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2009年7月、北京市宣武法院で銀行がクレジットカード未払い者210人を訴えた裁判が行われた。被告の4分の1は大学在籍時にカードを取得した元学生だという。卒業後、行方が分からず回収ができないと銀行は頭を抱えている。27日、北京青年報が伝えた。

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近年、クレジットカードの未払い事件が急増している。宣武法院が受理した案件は今年7月までで300件以上、前年から68%もの増加となった。なかでも大学生が返済できなくなったケースが目立つという。

被告の一人、包(バオ)さんは内モンゴル自治区出身の元学生。利子も含め1万7000元(約23万7000円)の未払い金があるが連絡がとれない。ある裁判官はこれまで30件ものクレジットカード案件を扱ってきたが、元学生の場合は半数近くが被告人の所在が不明だという。被告の両親も居場所を知らなかったり、あるいは非協力的で情報を教えなかったりするという。

中国のクレジットカード不良債権率は2.5〜3%前後だが、大学生の場合は4%前後と高い。大学を卒業後に連絡がつかなくなるケースが多いのも問題だ。またクレジットカードの未払い金は通常数千元から1万元程度(1元は約13.9円)で、金額が少な過ぎるため債務回収企業も引き受けないのだという。(翻訳・編集/KT)

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