<チベット高原>絶滅危機の野生動物が増加傾向―中国

Record China    2009年7月27日(月) 11時12分

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25日、中国の3大河川である黄河、長江、メコン川の源流域で、中国政府が保護の対象としている野生動物の数が増加傾向にあることがわかった。写真は中国国家一級重点保護野生動物のキャン。

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2009年7月25日、中国国内有数の3大河川である黄河、長江、メコン川の源流域で、中国政府が保護の対象としている野生動物の数が増加傾向にあることがわかった。新華社が伝えた。

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08年末から、測量、遠隔検出、水文学、地質、気象、環境などの専門家で構成する調査チームが源流域で40日あまりにわたる総合的な調査を行った結果、青海省ゴロク・チベット族自治州マトェ・ゾン(瑪多県)に生息するチルーは4万頭以上で、10年前と比べ1万5000頭増加、またキャンは3万頭以上で2000頭増加、バーラルは7000頭以上で4800頭以上増加している。その他の野生動物や野性鳥類も増加が顕著だという。

マトェ・ゾンの万瑪加(ワン・マージア)副県長は、「近年の保護政策の効果と保護意識の高まりによって、野生動物の乱獲が抑えられ、黄河源流域の生態環境が改善されたことが、各種野生動物の生息環境改善に直接結びついたのではないか」と話した。

黄河、長江、メコン川はすべてチベット高原中腹の青海南部高原にその源流を持ち、この一帯は現在中国や世界でも稀な絶滅危機にある大型動物の分布が集中している地域の一つとなっている。(翻訳・編集/中原)

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