巨大クラゲが日本を襲撃?今年は大量発生の可能性―中国

Record China    2009年7月21日(火) 18時20分

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20日、日本にエチゼンクラゲが大量に押し寄せる可能性があることがわかった。写真は山東省の煙台港で大発生したクラゲ。

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2009年7月20日、中国新聞社によると、今年は日本にエチゼンクラゲが大量に押し寄せる可能性があるという。

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エチゼンクラゲは重さ200kgに成長するものもあり、大型のエチゼンクラゲが定置網や底引き網に引っかかると数匹程度でも網が破れて使えなくなったり、捕獲した魚にも品質低下の被害などが発生する。05年と07年には大量発生して漁業関係者に深刻な打撃を与えた。

エチゼンクラゲの生態にはまだ不明な部分が多いが、中国沖で発生し、一部が海流に乗って日本海へ流入してくると見られている。大量発生の原因については、産卵地と見られる黄海や渤海の富栄養化、地球温暖化による海水温度の上昇、魚類の乱獲による天敵となる魚の減少やプランクトンの大量発生などが挙げられているが、はっきりとした定説はない。

今年6月に日本側が中国沖で行った調査によると、成長途中のエチゼンクラゲが07年同期の3倍近く、08年同期の約200倍も観測されており、これから冬にかけて日本海沿岸などに大量に押し寄せてくる可能性が高いという。

水産庁では漁業関係者に対し、クラゲが引っかかりにくいように改良した網の使用やクラゲの陸揚げ後の処理に適用される補助金の活用などを呼びかけている。(翻訳・編集/HA)

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