人民元が世界通貨になる日も近い?―英紙

Record China    2009年7月19日(日) 7時0分

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14日、英紙フィナンシャル・タイムズは「中国は人民元を世界で通用する通貨にしようと計画している」との記事を掲載し、香港上海匯豊銀行(HSBC)の関係者の話として、計画が実現するスピードは多くの人々の想像を超える可能性がある、と紹介した。

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2009年7月14日、英紙フィナンシャル・タイムズは「中国は人民元を世界で通用する通貨にしようと計画している」との記事を掲載し、香港上海匯豊銀行(HSBC)の関係者の話として、計画が実現するスピードは多くの人々の想像を超える可能性がある、と紹介した。新華社通信(電子版)が16日付で伝えた。

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HSBC中国地区首席経済学者の屈宏斌(チュー・ホンビン)氏は「中国政府は、国際貿易と国際金融取引における人民元の位置付けを高めると同時に、米ドルへの依存度低下を計画している」と語り、実現には多くの年月が必要で紆余曲折があるとしながらも、「人々が想像するよりもかなり早く実現する」との見通しを示した。

中国政府は今月6日から、広東省広州市や上海市など国内主要5都市で人民元立ての貿易決済業務を開始した。また、中国人民銀行(中央銀行)は今年、韓国、マレーシアなど6つの国・地域の中央銀行および貨幣管理当局と総額6500億元(約9兆1000億円)に上る通貨スワップ協定を締結するなど、人民元の国際化に力を入れている。

屈氏は、中国の貿易取引量の半分以上を占める新興国との間で3〜5年以内に人民元立ての貿易決済が可能になる、と予想する。屈氏は「これにより、約2兆ドルの取り引きが人民元で決済されることになり、中国における人民元立て貿易取引の割合が現在の10%未満から約50%へと跳ね上がり、人民元が世界の3大通貨の仲間入りをすることになる」との見方を示した。(翻訳・編集/HA)

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