<詳報>「最も辛抱強い街」「意義ある地下鉄」など、「べスト・オブ・アジア」14項目―米誌

Record China    2009年7月16日(木) 9時24分

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12日、米タイム誌が選ぶ今年の「べスト・オブ・アジア」が発表された。選ばれたのは全部で14項目。中国からは香港版ワラ人形「打小人」や、桃源郷のように美しい雲南省のシャングリラ県など4項目が選ばれた。写真はシャングリラ県。

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2009年7月12日、米タイム誌が選ぶ今年の「べスト・オブ・アジア」が発表された。選ばれたのは全部で14項目。南方都市報が伝えた。

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以下はその14か所と詳細な説明。

1、「最も人を深く考えさせる」インド・チャンディーガル

著名なフランス人建築家、ル・コルビジェによる都市計画で知られ、建築家を目指す世界中の若者の憧れの的。インドで最も生活水準が高く、緑化が進んだ静かで美しい街である。

2、「最も“無常”なファッション」日本・東京

ジュエリーデザイナー、赤塚信彦氏の作業場はまるで「色即是空」の空間。氏が考案した、金閣寺と同じ金箔を使用した世界初のボディダイレクトジュエリーは、まさに日本の伝統美。1週間もすれば自然に消えてしまうところは、まるで桜の花のよう。

3、「最も急いで行くべき」中国・怒江

手付かずの自然が残る中国南部・雲南省の桃源郷。だが、中国政府はこの地にダムと水力発電所の建設を計画しているため、今のうち急いで見に行っておいた方が良い。

4、「最も安くてレベルの高い野球の試合」韓国・ソウル

北京五輪で金メダルを獲得した韓国の野球代表チーム。韓国ではこの世界一のチームの試合をたった5ドルで気軽に見ることができる。韓国人の観戦のお供はビールでもホットドッグでもなく、スルメだ。

5、「最も社会的意義のある地下鉄」インド・ニューデリー

それまで行動範囲の狭かったインド女性が、地下鉄で遠出するようになった。彼女たちにとっては人生初の大冒険。身分差別が根強く残るインドだが、地下鉄では様々な身分の人が1つの車両に乗っている。

6、「最も改革に成功したスキー場」中国・亜布力スキー場

中国東北部、黒龍江省ハルビン市にある中国最大のスキー場。かつての評判は芳しくなかったが、カナダの企業が大胆に改革。今では世界的に有名な豪華スキーリゾート地へと生まれ変わった。

7、「最も庶民的な洗髪店」ベトナム・ハノイ

外国人にはあまり知られていないが、ベトナムには専門の洗髪店がある。理髪はしない。地元の人は頭がかゆくなったら、気軽に洗いに行く。昔は売春宿の意味もあったが、今は地元女性たちがくつろげる憩いの場所だ。

8、「最も刺激的なプール」アフガニスタン・ヘルマンド州

タリバン過激派の要塞付近にある大型水力発電ダム。ここで兵士たちが「誰が最も勇敢か」を競って100mの高さから決死のダイビングを行う。戦争で娯楽を失った兵士たちにとって、唯一の刺激的な遊びだという。

9、「最もおしゃれなチョコレート店」シンガポール

一見すると薬局みたいなチョコレートの店、「チョコレートリサーチファシリティ」。スタイリッシュな箱に入れられた100種類のチョコレート。「人によってはコンドームと見間違える」と言うのはクリエイティブデザイナーのクリス・リー氏。

10、「最も宗教的な改築」日本・伊勢神宮

2000年にわたり、日本の神道の聖地として崇められてきた。職人に伝統技法を継承するため、20年ごとに社殿を改築する習わしがある。これを「式年遷宮」という。

11、「最も厳かな体験」モルディブ・マレ

モルディブは仏教国だったが、モロッコ人のバーバルによりイスラム教が伝えられてからは、国全体が改宗した。聖人・バーバルが眠る墓地周辺にはモルディブ最古の建造物、フクル・ミスキー(金曜モスク)を含む美しいモスク群が広がる。

12、「最も辛抱強い街」インドネシア・ジャカルタ

交通渋滞が激しいことで有名なジャカルタ。過去10年間で自動車の数は倍増し、年間の経済損失は35億ドルに達した。14年には一歩も前に進めないほどの渋滞に見舞われる計算だ。

13、「最も秋が美しい街」中国・シャングリラ

雲南省北部にある香格里拉(シャングリラ)。真っ赤に染まった草原と雪化粧が施された山々を眺めながらのトレッキングは最高の思い出。高い空に澄んだ空気、連綿と広がる秋の美景は理想郷の名に相応しく、人々の心を魅了する。

14、「最もストレス発散ができる街」中国・香港

香港に古くから伝わる香港版ワラ人形のような呪いの儀式「打小人」。儀式を行うのは大抵が年配の女性だが、この女性に6ドル払うだけで呪いたい相手を打ちのめしてくれる。(翻訳・編集/NN)

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