中国産キムチ、先行の韓国キムチを追撃へ!輸出競争力アップを政府が支援―四川省

Record China    2009年7月14日(火) 8時42分

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13日、四川省は四川産キムチを産業として発展させ、5年以内に年生産量4000億円の達成を目指している。写真は中国のレストランで出される韓国風キムチ。

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2009年7月13日、「成都商報」によると、四川省は四川産キムチを産業として発展させ、5年以内に年生産量300億元(約4061億円)達成を目指している。

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同紙によると、「四川キムチ」は、その制作方法が1500年前の文書で残されている四川省の伝統的食物だが、国際的には韓国のキムチに押され、その知名度は高くない。同省商務庁の李維民(リー・ウェイミン)副庁長は、昨年の四川キムチの輸出額は280万ドルだったが、韓国キムチの年出荷額は24億ドルを超え、110か国以上に輸出している、とその現状を語った。

韓国は世界のキムチ・マーケットに目をつけて以来、キムチ生産の大規模化、成分と生産の国際基準化をはかってきた。95年に韓国は正式にコーデックス委員会(世界食品規格委員会)にキムチに関する国際食品基準案を申請したが、2001年7月にそれが国際食品基準として採用され、結果的に貿易に有利に働いたという。

四川省食品発酵工業研究院の陳功(チェン・ゴン)副院長は、同省に四川キムチ専用の大型原料基地を建設し、ハード面で大手企業を支援することで、各企業と産業全体の競争力の増大をはかりたい考えだ。

陳副院長は、四川キムチの「亜硝酸塩」含有量が高すぎるとの報道に対しては、「5mg/kg以下を保っており、中国国家基準の20mg/kgよりはるかに低い」と強調した。(翻訳・編集/津野尾)

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