<レコチャ広場>日本の中国人への観光自由化、内実は自由でも対等でもない!―中国

Record China    2009年7月13日(月) 13時19分

拡大

10日、中国人の日本個人観光が自由化されたが、中国人ブロガーがこれを「厳しい条件付で自由とは名ばかり」と厳しく評価した。写真は先月行われた北京旅行博覧会での「日本旅行解禁」コーナー。

(1 / 4 枚)

2009年7月10日、「日本観光の自由化は不自由、しかも対等ではない」――こんな文章が中国ポータルサイト大手「新浪網」のブログページに発表された。

その他の写真

10日付けの●華(ジャイ・ホア=●は濯の右だけ)氏によるブログ「東方文化西方語」は、「中国人の日本への個人観光が自由化されたが、日本の観光庁長官は『信頼に値する中国人を歓迎する』と発言した。『信頼に値する』か否かは、『年収25万元(約350万円)以上』という基準で判断している。これで自由と言えるのか?」と日本の姿勢を批判した。また、「中日両国間の相互往来も決して対等ではない。日本とは違って、中国では日本人に対して無条件で15日間の滞在を許可しているし、それ以上の滞在にも年収などの条件は必要ない」と主張した。同氏は、「この日中両国民へのビザ発給における不平等は、両国の実力差を証明した」と分析している。

ブログのコメント欄には「中国に不法滞在して悪事を働く日本人はいないから当然」「中国社会に不平等があふれているのに、外国には平等を求めるのか?」「実力差があれば平等にできないのは自然の法則」といった反論が多く寄せられている。(翻訳・編集/本郷)

●ジャイ・ホア

国際金融学のスペシャリスト。清華大学を卒業後フランスに留学した。欧州、アフリカ、アジア諸国など国外生活が豊富で、現在はアジア開発銀行に勤める。これまでにエッセイを中心として著作が多数ある。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携