不法滞在の中国人商人150人を逮捕=市場閉鎖など取り締まり強化進む―モスクワ市

Record China    2009年7月10日(金) 10時33分

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8日、ロシアのモスクワ市移民局は、中国人商人約150人を不法滞在の疑いで逮捕した。わずか2日間で3回目となる大規模な摘発となった。写真は黒竜江省の中ロ国境部、入国検査所。

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2009年7月8日、ロシアのモスクワ市移民局は、中国人商人約150人を不法滞在の疑いで逮捕した。わずか2日間で3回目となる大規模な中国人商人の摘発となった。9日、環球時報が伝えた。

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モスクワのチェルキゾフスキー市場は多くの中国人商人が店舗を構えていることで知られるが、先月28日に閉鎖された。抗議運動も実施されたが、当局は強硬姿勢を貫き今回の大量摘発へとつながった。逮捕された150人は国外退去を命じられたほか、7日朝に抗議活動を行った中国人80人も国外退去を命じられている。

環球時報によると、市場閉鎖から中国人商人逮捕にいたる一連の流れは「グレー通関」と呼ばれる通関方式の取り締まりに根ざしたものだという。ソ連邦崩壊以後、中国商人による輸出が急増したが、煩雑な通関手続きを避けるために「グレー通関」とよばれる簡略化した制度が登場した。当時は輸入を必要とするロシアのニーズとも合致していたが、現在、当局は取り締まりを強化しているという。(翻訳・編集/KT)

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