<中華経済>中国当局がリオ・ティントの中国事業幹部ら4人拘束、スパイ容疑で

Record China    2009年7月9日(木) 18時47分

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9日、上海市国家安全局は新華社の取材に対し、英豪資源大手リオ・ティント上海事務所で鉄鉱石事業を担当する幹部社員ら4人が、中国当局に身柄を拘束されたとの情報について、事実であることを認めた。

2009年7月9日、上海市国家安全局は新華社の取材に対し、英豪資源大手リオ・ティント上海事務所で鉄鉱石事業を担当する幹部社員ら4人が、中国当局に身柄を拘束されたとの情報について、事実であることを認めた。4人は中国の国家機密情報を盗んだ疑いで上海で拘束され、取り調べを受けている。拘束については豪政府が8日、懸念を示していた。

報道によると、拘束されたのはリオ・ティント上海事務所の総経理で中国向け鉄鉱石業務の責任者である豪国籍のスターン・フー氏と中国籍の3人。ただ容疑の詳しい内容は明らかになっていない。

リオ・ティントは、中国非鉄最大手・中国アルミとの資本提携を協議していたが、リオ側の株主らの強い反対を受け、今年6月に破談を発表。これを機に中国側との関係が悪化したとの見方がある。

一方、中国の鉄鋼大手・首鋼に関連する貿易会社の幹部が7日、北京で商業犯罪にかかわった疑いで拘束された。この幹部がリオ・ティントのフー氏と懇意だったとして、2人の拘束の関連性を指摘する報道もあるが、首鋼側はこれを否定している。(翻訳・編集/東亜通信)

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