<温暖化>ヒマラヤ山脈の氷河研究プロジェクト、影響を調査―ネパール

Record China    2009年7月12日(日) 8時24分

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8日、ヒマラヤ山脈流域の氷河湖に関する研究プロジェクトの調査活動がネパールで開始された。地球温暖化が氷河に与えている影響などについて現地調査が行われている。写真は四川省の海螺溝氷河。

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2009年7月8日、網易探索によると、ヒマラヤ山脈流域の氷河湖に関する研究プロジェクトの調査活動がネパールで開始された。調査活動は、チョモランマ(エベレスト)のイムジャ湖から開始され、地球温暖化が氷河に与えている影響などについて現地調査が行われている。

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調査は年内に、ヒマラヤ山脈のネパール側の中部及び西部の2つの氷河湖で行う予定となっており、国際総合山岳開発センター(ICIMOD)の専門家は「ネパールから開始し、ヒンドゥクシュ山脈やヒマラヤ山脈周辺の国々にまで調査を拡大する予定だ」としている。

5月に行われた1次調査で得られたデータからは、イムジャ湖とその周辺から地球温暖化の痕跡が見つかっているほか、湖面の拡大や、氷舌端にも変化が見られたという。

1985年にはネパールのクンブー地方で氷河湖が決壊し、甚大な被害がもたらされたほか、国連環境計画(UNEP)とICIMODが10年前に行った調査では、ネパール20か所とブータン24か所の氷河湖の湖面が拡大しており、2009年までに決壊する可能性が高いと指摘されるなど、温暖化による氷河湖の決壊で大規模な洪水が発生する危険性が数多く報告されている。(翻訳・編集/岡田)

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