昨年の訪台中国人数がこの6年で最低に―台湾メディア

Record China    2019年2月5日(火) 6時0分

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4日、観察者網は、昨年の訪台中国人数がこの6年で最低となったと伝えた。写真は台湾。

2019年2月4日、観察者網は、昨年の訪台中国人数がこの6年で最低となったと伝えた。

記事は、台湾メディア・旺報の報道を引用。「台湾交通部門が発表したデータによると、18年の訪台中国人数は269万5615人で、これは17年と比べて約3万7000人の減少となり、減少幅は1.35%となったが、それでも訪台旅行者の中で最も多かった。第2位は、『新南向』(ASEAN諸国やオーストラリア、ニュージーランドなどの18カ国)で約243万人、日本は196万人で3位、香港は165万人で4位、韓国は101万人で5位だった」と伝えた。

このデータについて、台北市の観光業界関係者・林(リン)さんは、「蔡政権発足以来、訪台中国人数は減少し続けており、18年は最も少ない1年となった。17年と比べると3万人以上減少しており、これは馬政権時代の13年より少なく、ここ6年では最低だ。でもこの成績は別に意外なことではない」と語った。

記事によると、訪台中国人の減少で、消費も減少しているという。台北市で小売店を経営する楊(ヤン)さんは、「交通局の調査によると、17年の訪台中国人は1日平均184.38ドル(約2万円)を消費していた。昨年の訪台中国人数は269万人なので、訪台中国人は昨年、約1043億台湾ドル(約3700億円)消費したと予想できる。17年の消費から予想すると、中国に続いて消費額が多かったのは日本で、約758億台湾ドル(約2700億円)、次いで『新南向』の各国で約665億台湾ドル(約2390億円)、香港・マカオの547億台湾ドル(約1960億円)、韓国の357億台湾ドル(約1280億円)になる」と語った。

記事は、訪台中国人と平均消費額の減少で、台湾の観光業界は近年不景気になっていると指摘。昨年末に台湾海峡両岸旅行発展協会と中華民国旅行商業同業公会全国聯合会が共同で開催した、「台湾観光産業再創新局フォーラム」の席上で、台湾海峡両岸旅行発展協会の姚大光(ヤオ・ダーグワン)理事長は、「過去2年以上にわたり、台湾観光は打撃を受けてきた。『新南向』国家の訪台者数はわずかに増加したが、観光業界にはその実感がない。なぜなら、3000台以上の観光バスがしまわれ、3000人以上の観光ガイドが待機状態だからだ」と語ったという。(翻訳・編集/山中)

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