世界の観光市場を牽引する中国、15年には年1億人が海外へ―中国紙

Record China    2009年7月3日(金) 16時12分

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2日、中国メディアは、世界不況の影響により観光業界が不振にあえぐなか、中国は世界屈指の「観光客輸出国」として世界の観光市場を牽引する重要な原動力になっていると報じた。写真は中国人が多く集う池袋北口。

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2009年7月2日、中国の華僑向け通信社・中国新聞社(電子版)は、世界不況の影響により観光業界が不振にあえぐなか、中国は世界屈指の「観光客輸出国」として世界の観光市場を牽引する重要な原動力になっていると報じた。

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日本政府は1日、富裕層限定としながらも中国人の個人旅行を解禁。これにより毎年15万人のペースで中国人観光客を増やしていきたいとしている。また、香港紙・文匯報が伝えた世界観光機関(UNWTO)の予測によれば、中国は15年までに世界第4位の「観光客輸出国」となり、毎年延べ1億人を海外に送り出す。現在、中国人の海外渡航先は世界130か国に及び、個人旅行が許されている国も20か国以上に上る。

中国国家旅游局の最新統計によると、今年1月〜4月に中国を訪れた外国人は前年同期比21.82%減の延べ673万9000人。一方、同じ時期に海外旅行に行った中国人の数は同4.64%増の1587万5000人だった。また、昨年1年間に海外を訪れた中国人の数は前年比12%増の延べ4600万人近くに上った。

米国領事館の統計によると、昨年米国を訪れた中国人観光客は前年比23%増の延べ40万人。1人あたりの消費額は日本を超え、世界一となっている。中国人に人気の渡航先は物価が安くて近い韓国や東南アジア。旅行代金が5000元〜7000元(約7万円〜約9万9000円)のコースに申し込む人が多いという。(翻訳・編集/NN)

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