海外逃亡の中国人経済犯、約半数がカナダに滞在―元大使

Record China    2009年6月27日(土) 5時13分

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22日、カナダを訪問した中国外交部外交政策諮問委員会の梅平氏はカナダの華字紙・環球華報の取材を受けた。席上、梅氏は経済犯の身柄引き渡し問題に言及した。写真は今年3月、湖南省で行われた公開裁判。数万人の市民が見守った。

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2009年6月22日、カナダを訪問した中国外交部外交政策諮問委員会の梅平(メイ・ピン)氏はカナダの華字紙・環球華報の取材を受けた。梅氏はかつて6年半もの間、駐カナダ大使を務めてた「カナダ通」。席上、梅氏は経済犯の身柄引き渡し問題に言及した。25日、環球時報が伝えた。

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梅氏は両国関係が抱える問題として経済犯の引き渡しをあげた。現在、海外に逃亡している経済犯は40〜50人に達すると見られるが、そのうち約半数はカナダにいるという。中でも密輸事件の首謀者として指名手配中の頼昌星(ライ・チャンシン)の扱いは象徴的な意味を持つという。頼は2000年にカナダに逃亡、難民申請を行った。中国政府は身柄引き渡しを求めてきたが、06年にカナダ政府は送還延期を決定している。

梅氏は頼の問題をはっきりさせなければ今後ますます多くの経済犯がカナダに逃亡する恐れがあると述べている。現在、カナダ政府は中国人観光客の特許旅行目的地として同国を指定するよう求めているが、逃亡ルートを与えることにつながりかねないと指摘した。(翻訳・編集/KT)

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