野党・民進党が温首相の談話を悪用?国民党が強く抗議―台湾

Record China    2009年6月23日(火) 20時43分

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23日、台湾の馬英九政権が中国と締結を目指している経済協力枠組み協議(ECFA)に反対している野党・民進党のテレビCMが物議を醸している。写真は福建省アモイ市の海岸に台湾に向けて掲げられた「一国二制 祖国統一」と書かれた看板。

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2009年6月23日、台湾TVBSの報道によると、馬英九(マー・インジウ)政権が中国と締結を目指している経済協力枠組み協議(ECFA)に反対の姿勢を示している野党・民進党がテレビで流したCMが物議を醸している。中国新聞網が伝えた。

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民進党のCMでは中国の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相の談話を引用し、「中台がECFAを締結すれば、祖国の完全統一が実現する」と強調されている。これに反発しているのが与党・国民党だ。この談話はもともと3月5日の全国人民代表大会開幕式で温首相が述べたものだが、「中台がECFAを締結すれば」の後に長いくだりが入った後、最後に「中台の中華民族が団結すれば祖国の完全統一が実現する」と言ったに過ぎない。国民党は、民進党がその一部分を切り取って、都合の良いようにつぎはぎしたものだと強く抗議している。

国民党立法委員の費鴻泰(フェイ・ホンタイ)氏は「民進党の意図は明らかだ」と不快感を露わにしている。(翻訳・編集/NN)

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