2009年6月18日、揚子晩報によると、ある農民の書いた都会や都会人を評したブログがネットユーザーの話題を集めている。ブログのテーマは「オレは絶対都会の女を娶らない」「都会人より農民の方がまし」「農村の学生は大学へ行くな」など、いずれも都会を批判する内容となっている。

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ブログは「湖北『80後』(80年代生まれ)の農民工・万小刀（ワン・シャオダオ）」と名乗るブロガーが書いた。万さんは農村出身で、大学に1年半通った後退学し、現在は都会で仕事をしているという。

ブログの内容は、都会に対する風刺・批判とその対極にある農村という構図で埋め尽くされている。都会については「汚染がひどく、物価も高い。生活のプレッシャーも大きい」と評す。農村については「風光明媚、農村全体が家族のような関係、食いはぐれることもない」とメリットを強調する。

ブログ記事「オレは絶対都会の女を娶らない」では、都会の女性を妻に迎えない理由として1）都会の女性はわがままに育っている、2）みすみす不幸になることがわかっているような結婚に相手の親が同意しない、3）農村の女性の方が気立てがよい、4）都会の女性は環境汚染のように侵されている―などを挙げている。また、「農村の学生は大学へ行くな」では、自身の経験も踏まえて、二流大学へ通ったとしても時間と金の無駄、と説く。

こうした内容に、ネット上では賛否両論。農民の意見にも「考え方が極端」と否定的なものが目立つ。ある心理学者は「社会の差別的な眼差しに対して敏感になりすぎ、不満や恨みが鬱積している。人々は農民工の心理的な葛藤やプレッシャーに注目すべき」と評している。（翻訳・編集/HA）