グアンタナモの中国人容疑者、パラオに移送へ=中国政府は反発―米国

Record China    2009年6月12日(金) 10時27分

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2009年6月、太平洋の島国・パラオは、キューバのグアンタナモ米軍基地に収容されていた中国人(ウイグル族)の容疑者17人を受け入れると発表した。中国政府は送還を求めている。写真は新疆ウイグル自治区で実施された対テロ演習。

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2009年6月、太平洋の島国・パラオは、キューバのグアンタナモ米軍基地に収容されていた中国人(ウイグル族)の容疑者17人を受け入れると発表した。中国政府は送還を求めている。11日、BBC放送中国語サイトが伝えた。

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11日、中国外交部の秦剛(チン・ガン)報道官は、米国はグアンタナモ基地の中国人テロ容疑者を第三国に移送することを取りやめ、中国に送還することを求めた。いかなる国もテロ容疑者を受け入れることを反対すると発言している。

問題の容疑者らはウイグル族で、アフガニスタンで拘束された。4年前、米国防総省は敵対的戦闘人員ではないと認定、釈放を許したが、米政府は彼らを米国内に居住させることに反対した。5人はアルバニアに引き渡されたが、中国政府の反対により第三国への引き渡しもストップしていた。

パラオはフィリピンの東800キロに浮かぶ島嶼(とうしょ)から成り立り、人口は2万人、観光地としても知られる。中国との外交関係はなく、台湾との関係を維持している。受け入れと引き替えに、米国から2億ドル(約195億円)の開発援助が実施されることとなった。(翻訳・編集/KT)

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