大学入学統一試験で大規模な不正行為=監督官、発覚の受験生を追放せず―吉林省

Record China    2009年6月12日(金) 18時22分

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11日、今年度の大学入学統一試験において、吉林省の一部の試験会場で大規模な不正行為が行われたという。写真は試験会場をカメラで監視する監督センターのスタッフら。

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2009年6月11日、全国で今月7〜8日に実施された大学入学統一試験において、吉林省の一部の試験会場で大規模な不正行為が行われたと伝えられた。中国のラジオ局・中央人民広播電台の報道番組「中国之声」の報道を中国広播網が報じた。

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調べによると、同省松原市・九台市・農安県の一部の試験会場で解答の書き写しやイヤホンを使った不正行為が行われたという。試験初日、イヤホンを通じて外部から解答を入手する不正が行われたことは明らかだったが誰もそれを咎めることはなく、翌8日の試験でも続いて不正が行われた模様。ある受験生は、英語の試験では何人もの受験生が耳にイヤホンをつけていたと話している。しかも、不正が発覚しても、試験官はイヤホンを没収するだけで、受験を続けさせていた。また、試験官として試験会場に向かった教員が受験生の保護者らに囲まれ暴行を受けたり、不正を取り締まる公安警察の車両が保護者らから妨害に遭っていたという。

吉林省の関係部門は、大がかりな不正行為が行われたことを問題視しており、公安警察と協力して不正が行われた状況を調べ、厳格な対応をするとしている。また、中国教育部も事態を重く見ており、公安機関と協力し実態解明に努めるとしている。(翻訳・編集/岡田)

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