2009年6月9日、スウェーデンの研究機関、ストックホルム国際平和研究所（SIPRI）が8日に発表した2009年版年鑑で、中国の08年の軍事費が前年比約10％増の849億米ドル（約8兆3300億円）となり、米国の6070億米ドル（約59兆5700億円）に次ぐ世界2位に初めて浮上したことが分かった。海外メディアの報道を引用し、中国・東方網が伝えた。

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年鑑によると、08年、世界全体の軍事費は前年比で4％増加。米国の伸び率は同9．7％で、世界の軍事費の42％を占めた。3位以下はフランス、英国、ロシア、ドイツと続き、日本は463億米ドルで7位だった。

年鑑では中国の軍事費について10年間で約3倍に増加したと指摘。ただし、同研究所では「軍事費は世界2位でも、世界2位の軍事強国になったとは言えない」との見解も示している。（翻訳・編集/東亜通信）