巨大化する新世代ハッカー産業=低年齢化、月数万元の稼ぎも―中国

Record China    2009年6月10日(水) 16時9分

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2009年6月8日、網易は中国の新世代ハッカーに関する記事を掲載した。20歳以下の青少年が主なメンバーだが、中国の平均月収をはるかに上回る収入を得ているという。資料写真。

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2009年6月、ネットセキュリティ企業・中国紅盟の劉慶(リウ・チン)最高経営責任者(CEO)はあるハッカーについて語った。18歳にも満たないであろうその少年はネットバンクの口座番号を盗み出し生計を立てている。ATMから金を引き出す時に足がつかないよう全国各地を飛び回る生活を続けているが、故郷には住宅と2台の高級車があり、数十万元もの蓄えを持っている。今、こうした20代以下のハッカーが中国で猛威を振るっている。8日、網易が伝えた。

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小P(仮名)もそうしたハッカーの一人。今年20歳になったばかりだが、いくつものサイトを「攻略」し、ハッカー界の有名人物だという。月に数万元を稼ぐことはたやすいこと、その気になって落とせなかったサイトはないと豪語する。

小Pはもともとあるソフトウェアメーカーの技術者だった。しかしハッカーのフォーラムに出入りしているうちに自分より若い少年たちがたやすく大金を稼いでいることに気がついた。そのため仕事を辞め、プロのハッカーになったのだという。

彼ら新世代を前にして、かつてハッカーだった劉CEOは大きな変化を感じている。純粋に自分たちの技術を磨くことを目的としていた旧世代に対し、新世代ハッカーは金銭的利益の追求に専念している。そして、ハッカー産業の巨大化に伴い身を投じる若者も増加しており、社会に対する脅威も日に日に増していると劉CEOは懸念している。(翻訳・編集/KT)

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