韓国芸能界に広がる自殺、その背景とは?―中国誌

Record China    2009年6月9日(火) 12時30分

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8日、韓国で芸能界を中心に蔓延する自殺について、中国の週刊誌が専門家らの意見を掲載した。写真は05年に自殺した韓国女優のイ・ウンジュ。

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2009年6月8日、中国の週刊誌・南都週刊は、韓国で芸能界を中心に蔓延する自殺について分析した。

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記事では4人の専門家が意見交換を行った。メンバーは韓国峰南大学で心理学を教える姜英宇教授、韓国漢城大学の博士号を持つ馬徳勇・中国南開大学教授、韓国で芸能プロダクション「蝴蝶文化国際」を経営する譚杰文氏、韓国KBSテレビ国際チャンネルで番組司会者を務める馬雪氏。

4人はまず、韓国芸能界の自殺ブームについて、事務所から「絶対服従」を余儀なくされる芸能人の過酷な実態を取り上げた。特に男尊女卑の考えが根強い韓国では、女性芸能人に対する扱いは「まるでペット並み」。性的接待や暴力は当たり前だが、芸能界で生き残っていくためにはそれを黙って耐える道しか残されていないのだという。

韓国の自殺率はOECD加盟国の中で最高水準を続けているが、これは韓国人の民族性に原因があるという説が挙げられた。長い歴史の中で常に迫害を受けて来たという被害者意識が強く、物事を悲観的に考える習慣があるという。社会全体が保守的で離婚に対する偏見も根強く、女優が大胆なベッドシーンを演じれば激しいバッシングを受けたりもする。専門家らは韓国人の性格を「直情型で他人の目を非常に気にする」と指摘した。

韓国政府は、ネット上の書き込みが原因という女優のチェ・ジンシルさんや事務所から性的接待を強要されたとされる女優のチャン・ジャヨンさんの自殺をきっかけに、法的な整備を進めている。だが、専門家らは「それで韓国人の意識改革はできるのか」と、その効果を疑問視する見方もしている。(翻訳・編集/NN)

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