希少種モンゴルノウマの繁殖が順調=野生復帰も視野に―中国

Record China    2009年6月7日(日) 11時44分

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2009年6月5日、蘭州晨報はモンゴルノウマの繁殖が順調に進んでおり、野生復帰の計画も視野に入ってきたことを報じた。写真はモンゴルノウマ。

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2009年6月5日、蘭州晨報はモンゴルノウマの繁殖が順調に進んでおり、野生復帰の計画も視野に入ってきたことを報じた。

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モンゴルノウマは、中央アジアに生息する唯一現存する野生馬。馬の進化史を調べる上で大変貴重な存在だが、世界での生息数は1300頭と絶滅の危機に瀕している。中国では乱獲、密猟により絶滅してしまったが、1986年にモンゴルノウマ繁殖研究センターを設立、イギリス、ドイツなどの動物園からモンゴルノウマ18頭を引き取り、繁殖を続けてきた。今年は10頭もの子馬が誕生、モンゴルノウマの数は62頭にまで増加している。

順調に繁殖が進むなか、野生復帰の計画も視野に入ってきた。甘粛省絶滅危機動物研究センターの王力(ワン・リー)副主任によると、条件が整えば野生復帰を実施するという。ただし数世代にわたり保護されてきた馬たちが再び自然に適応できるかは未知数、今後の課題だという。(翻訳・編集/KT)

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